1921年パリのDEVAMBEZギャラリーで、当時では珍しかった、女性ひとりでの展示会がひらかれ業界を驚かせます。5つの部屋には107点の絵画と4点の彫刻等に溢れ、それらは人々が今までに経験したことのなかったものでした。そしてキューピー人形がそれらの傍に展示されていました。2日の予定で組まれていた展示会は、あまりの人気のため1週間に延長され、新聞は「不思議で深遠」「アメリカのアーティストにかつてみられなかったピュアなライン」と絶賛し、ギャラリーはその絵を競って購入したいと申し出ます。しかしローズは絵を手放す事を断り、その代わりとして、希望したギャラリーに1枚ずつ絵を贈呈しました。この展覧会後、ローズはアート協会よりサロンへの無審査展示の特権を与えられます。(当時サロンの審査に受かり展示されるだけで大きな権威となった)バリは一連のモンスターのアートを絶賛し、その才能を高く評価しました。ノルウェーのオスロー市は、市の公園に展示するためのイラストのひとつを、是非彫刻してほしいと依頼しました。
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