さて、ここでこの時代のキューピーたちに目を向けてみましょう。1925年レディースホームジャーナル4月号に歴史的なテーマパーク、キューピーランドが登場しました。ローズオニールは、この町を「キューピーヴィレ」と名づけました。キューピーヴィレの住人は、もちろんキューピーたちです。物語は、この町のはじめてのお客様、スクートルズちゃんの登場で巻き起こる事件?を中心に進んでいきます。今までの登場人物に加え、ゴブリンなども登場し、さらににぎやかに展開します。そして、歴史的な注目点は、このキューピーヴィレの構想は、まさに現代のテーマパークの基礎をつくり上げた点です。テーマパークの中心であるお城。ゲートから続くショッピング街。不思議なのりもの。そして最大の呼び物、パレード。キューピーヴィレが誌上に登場したのは、1955年にアメリカのアナハイムに建設されたディズニーランドより30年も前のことです。 |